気功をはじめてみよう!
もしくは気功師になってみたいけれど、何をすべきか良くわからない・・・
という方の為に、これからじっくりと気功界の現況についてご説明して参ります。
そして、しっかり内容を把握して頂いてから「気功師養成基礎講座の3大カリキュラム」についてご説明致します。
では、まず気功を始めるにあたって、一番初めにぶつかる問題。
もしくは、我々気功師が最初によく受ける質問。
これはいったい何でしょうか?
これは
「どの流派の気功を学ぶべきなのか?」
という問題です。
「流派なんてあるのですか?」
まったくはじめての方や、気功体操・気功ダイエットなどを実践されている方は、そのように思われる方もいるかもしれません。
現在、気功の最先端をいく中国では実に「2万以上の気功の流派が存在している」と言われています。
これは、個人が独自の流派を作り上げ、○○流気功術・・・
と自らの独自の流派を作り上げている為です。
当然日本にも、中国ほどではありませんが同様に多数の流派が存在しております。
「社会への気功の普及活動」
という面から見ると、これは大変喜ばしいことです。
時代の流れを取り入れ、その時代に沿った、より良い方法を考えていく事は気功に限らず、どの分野においても大切なことであります。
しかし、
「これら全ての流派の気功が正しい流派であるか?」
と問われれば残念ながらそうとは言えません。
自己流に走るあまり、気功の本質を見失った「危険を伴う流派」がある事も事実です。
また、残念ながら、関連グッズ販売などに力を注いでしまっている流派も多数存在します。
実際、これだけの流派が存在すると、どれが正しいのか?
という答えを探しだす事は困難であります。
その為、気功を学んでいる方々の中には真剣に勉強しているにも関わらず、様々な流派の修行を転々としている方が、たくさんいらっしゃるのが現実なのです。
しかし、これから気功をはじめよう!
という思いをお持ちの方や、どの流派にしようか迷っている方は、一度気功の本質について考える必要があります。
この気功の本質を辿ってゆくと、どの流派においても三大気功というものに辿り着くこととなります。
これはどの流派においても必ずです。
ですから初心者の方は判断の基準として、この気功の基本形、及び母体とも言える
「三大気功の本質から逸脱してしまった流派」
には、注意が必要であるという事は断言致します。
では次に3大流派について簡潔にご説明致します。
三大気功と呼ばれる気功には、
●儒教系の武闘派気功(崑崙派)
●仏教系の少林派気功
●道教系の峨嵋派気功
という3つの流派があります。
これらは気功の三大流派としてあまりにも有名であります。
字を見るとお解かり頂けるように、これらの流派の成り立ちは、母体となる宗派によって異なっております。
これら3大気功流派はそれぞれ独自の形態を歩み、現在まで発展して参りました。
各流派にはそれぞれの流派の特徴があり、その動き、目的が異なってくる点がポイントとも言えます。
ここでは、おおまかに、
気功の流派の元を辿ると、3つの流派が存在する。
そしてその3つの流派はそれぞれ独自に発展してきた経緯がある。
という事をご理解頂く事が大切です。
では、ここからは気功師養成基礎講座で学習をする気功流派についてお話しさせて頂きます。
私が気功師養成基礎講座にて指導している気功術は、前項でご説明した「三大気功」の中にある、仏教系の少林派気功です。
そして少林派気功の真髄である「少林内勁一指禅」という流派の指導をしております。
私はこの少林内勁一指禅の二十代目として気功師の育成活動、及び少林派気功の普及活動を実践して参りました。
あなたもおそらく、少林寺拳法など、「少林寺」という言葉は少なからず耳にした事はあると思います。
少林内勁一指禅について更に詳しくご説明すると、三大気功の少林派気功には
●「北少林派」
●「南少林派」
という2つの流派が存在します。
尚、私はこの2つの流派の中で「南少林派気功」の指導及び普及活動を実践しております。
この、北少林派気功と南少林派気功は大まかに区別すると、
●「武術系」
●「治療系」
という2つの異なる属性に区別することが出来ます。
ここでは、おおまかに
と把握して頂いても構いません。
私は、この南少林派気功の少林内勁一指禅十九代蕨巧根老師(蕨阿水老師のご子息)に、十八代蕨阿水老師の墓前にて伝授の儀式を執り行って頂きました。
十八代蕨阿水老師(海騰法師)
十九代蕨巧根老師(右)
十八代の墓前にて
この少林内勁一指禅を広く普及するに至ったのは間違いなく十八代蕨阿水老師の献身活動によるものです。
気功の学問では、気の科学的な証明・気そのものの存在についての立証が困難であるのが現状です。
これは、気功の認知度がここまで高くなった現代においても同様で、赤外線の発動、サーモグラフィーによる対象物質・対象人体の科学的変化などが研究されてきてはおりますが、確実性のある立証は未だなく、存在の定義については不明確な部分が多いのも事実です。
しかし、そのような中でも蕨阿水老師は、当時の医学では解決出来ないとされていた、たくさんの難病を抱える患者の治療にあたり、神医と呼ばれるに至るまでの存在となりました。
そして、1978年、その活動に注目した上海中医学院研究所の要請を受け、少林内勁一指禅の練功が人体に与える様々な影響を科学的に体系化する活動についても献身されるようになりました。
その後、国家がこの少林内勁一指禅についての研究に乗り出しましたが、そんな中でも蕨阿水老師は、患者への献身活動を行い続け、事故でお亡くなりになられる当日までその献身活動を続けらていたのはあまりに有名なエピソードです。
「少林内勁一指禅」
このような難しそうな名前や漢字を見ると
「何か特別な存在では?」
と、非常に難しいイメージをもたれるかもしれません。
少林内勁一指禅とは、ご説明した通り三大気功の中の仏教系である少林派気功直径の気功流派です。
では「この流派とはどんな流派ですか?」と思う方もいらっしゃると思います。
まず、この少林内勁一指禅流派の最大の特徴をあげるとすれば、何よりも
「初心者の方でも取り組みやすい功法である」
という点があげられます。
しかし、これは決して簡単であるという意味ではありません。
ここで私がお伝えしたい事は、
「少林内勁一指禅の功法」そのものが、気を扱いやすい功法に仕上げられている
という事です。
但し、正しい姿勢でかつ正しい順序で行う事を徹底する事が前提にあり、時間をかけてゆっくりと技術を身につけていく流派であると把握しておく必要があります。
気功師養成基礎講座の受講生の方々が最初に言われる感想の一つとして、
「これならば私にも続きそうです」
という感想が多くあります。
最も基本である「馬歩站」から「白鶴展翅」などの応用に至るまで、少林内勁一指禅の技の中には、激しい動きが基本的にありません。
外気を体内に取り込み、内気を徐々に高め、かつ内気を蓄える事が可能なこの功法は、幼老に関わらず取り組みやすいと言う点が、ここまで一般の方々の中にも浸透していった理由と言えるかもしれません。
独力で内気を高め自らの健康を自分で守る!
という従来の武術への活用を意識した気功ではなく、健康を意識した気功は、日本でもようやく注目されはじめるようになってきております。
日本でも・・・
と申したのは、気功が盛んな中国では、すでに一般の方々が気功を実践することが日常になっているからなのです。
実際中国では、街角の広場などで朝早くから、たくさんの人々が気功の練功(れんこう)をしています。
練功とは、外気を体内に取り入れ、かつ自分の体内に存在する気を自ら高め、蓄えていく訓練です。(詳しくは練気功)
少林内勁一指禅の練功風景(上海復興公園にて)
このような風景を、あなたも一度はテレビなどで見たことがあると思います。
これは、自らの気(これを内気と言います)を独力で高め、健康を維持・促進していこうという思いから中国では日常生活の一部として行われています。
現在の日本では、気功について何か特別な魔法のような概念があり、何か特殊な能力をもった人が気功師として活躍するイメージがありますが、中国では、気功は一般の方々が各々で自分の健康を手に入れる為に実践しているのが現状です。
このように、日々の生活の中に気功を取り入れ、自らの健康を自分で維持しよう!
という取り組みがなされている事は非常に注目すべき事と私は感じております。
私は気功師育成活動とともに、現在も現役で気功センターにて外気療法を長年行っていますが、本来気というものは独力で高める事ができるものです。
ですから、極論を言ってしまえば、私のような気功師に気功治療を受ける必要は本来ないとも言えるのです。
我々気功師が外気を用いる気功治療は、言わば「最終手段」と言っても良いでしょう。
今後、自らが気功師として活動したい!
と思われている方がもしいたとしたら、私の考えを頭の片隅において下されば幸いです。
これは、あくまで私の持論となりますが、今後気功師として活動する方は、
独力で自らの気を高める訓練方法を指導する方向
に向かうのが、最も患者自身の為になる効率的・そして経済的な処方であるとも言えます。
そして、このような方向に向かうべき時代が到来しているとも言えると思います。
●医療費の高等問題
●年金の需給問題
これらの問題は、私のような高齢者世代、そして将来の若者の世代にまで現実的に重くのしかかる可能性をもつ問題でもあります。
このような現状を考えると、外気療法が主体である従来の気功から
自分の健康を自分で守る内気を高める気功
を自らが習得する時代へと変化していくべき時でもあると感じているからです。
また流派の問題に関しても、まずは3大気功のひとつからスタートする事を強くお勧めします。
実際、私自身も幾つかの流派を学びましたが、最終的にこの三大気功のひとつである少林派気功に辿りつきました。
結局この3大気功を最初に学ぶことが気功を習得する上での最短距離であったのです。
結局、突き詰めて気功を実践していくと、この三大気功に行き着くか・・・
もしくは、オリジナルの自己流派を作り上げるか・・・
という道に向かう事が、私の経験から断言出来ることです。
もちろん自己流派を立ち上げる事も当然自由です。
私の場合は、歴史と実績のある少林内勁一指禅という流派に出会い、今も尚学習し続けている段階であり、自己流派について考えた事は一度もありません。
もしあなたが、「自己流派を作り上げる・・・」という事を考えないのであれば、最初から三大気功の中のどれかひとつからスタートする事が気功を習得する上での最短距離を歩むことにつながる事は断言できます。
あなたは、私と同じように遠回りする必要はないのですから。
尚、この点については、気功師を本格的に目指す方に限る話ではありません。
気功をこれからはじめよう!
という方も、まずその流派がどのような気功を実践しているのかをしっかり把握する事が、何より大切です。
そして、不安な方は、三大気功のどれか一つからはじめる事をお勧めします。
(余談ですが、有名な太極拳も、元を辿ると三大気功の道教系武闘派気功となります)
尚、私は他の個人流派を否定する気は一切ありません。
実際、素晴らしい流派や、素晴らしい成果を出し真剣に気功の普及活動に取り組んでいる流派も存在します。
しかし、中には少なからず、あきらかに気功の本質を踏み外し、独自の路線を走る流派や、個人を崇拝するような活動に近くなってしまっている流派も実際に存在する事を把握しておいて欲しいのです。
これは、注目を浴び始めている気功という分野において、今後、誰かが伝えなければいけない事実です。
繰り返しますが、物事は始めが肝心です。
これから、気功をはじめよう!と思われている初心者の方は必ず、
「気功の本質について」
焦らずに、じっくり考えてみることをご検討下さい。
続き⇒幅広い年齢層に支持される理由(2/3)
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